採用ブログ
2025.11.28
型枠大工の1日|内国工事ならではの“自走するプロ集団”の働き方
鉄筋コンクリート造の建物は、コンクリートを流し込むための「枠」がなければ形になりません。その“形”をつくる型枠大工は、精度・品質を左右する重要な仕事であり、建物の土台づくりに欠かせない専門職です。
内国工事は、この型枠工事を主力とする会社です。大規模物件での施工経験が豊富で、ゼネコンから継続して声をかけていただくこともあります。現場の予定は比較的早めに決まり、当社では次の現場が1か月半ほど前に決まるケースも多く、職人が安心して働ける環境づくりを大切にしています。
型枠大工の魅力はなんといっても“自分の仕事が街に残る”こと。完成後の建物を見れば、自分たちの技術が確かに形として残っていると実感でき、大きな達成感につながります。
ここでは、実際の勤務スケジュールに沿って、内国工事の型枠大工の1日をご紹介します。
1|8:00|現場に直行して朝礼・安全確認
当社の働き方は、基本的に直行直帰。8時の朝礼に間に合うように現場に直接向かいます。
朝礼では、
・当日の作業内容
・作業範囲
・安全ルール
・他業種との作業調整
などを確認します。
内国工事では、若手でも主体的に動く姿勢を大切にしています。
朝礼での理解が、その日の作業効率や成長につながるため、分からない点はその場で質問し、しっかり把握したうえで作業に入ります。
2|朝礼後〜10:00|午前の作業スタート
朝礼が終わると、作業開始です。
当社では、ベテランが若手を一方的に指示するのではなく、同じ職人として現場で技術を共有しながら進めるスタイルを大切にしています。
作業をしながら技術を見せる、若手が分からない部分をすぐ確認できる、という動きが自然と行われています。
また、内国工事には“自走できる人材”が多く、現場で求められる動きを自ら考えながら取り組む姿勢が強みです。
その積み重ねにより、元請や現場監督から評価をいただき、次の現場でも声をかけてもらえるケースがあります。
3|10:00|15分休憩:現場ならではのリラックスタイム
10時になると15分の休憩が入ります。建設現場では一般的な休憩時間で、飲み物を飲んだり、軽く談笑したり、リラックスできる大切な時間です。
内国工事の現場は、若手も気軽に相談できる雰囲気があり、ストレスを感じにくい環境づくりを意識しています。
4|10:15〜12:00|午前後半
午前の後半は、集中して作業を進める時間帯です。
型枠工事は“スピードと精度のバランス”が求められ、丁寧さと機敏さのどちらも必要になります。
そのため、ただ手を動かせばよいというわけではありません。
・今どの作業を優先すべきか
・次の工程に備えてどの材料を準備すべきか
・監督が求める精度はどのレベルか
といった判断をしながら動ける職人は、現場で高く評価されます。
5|12:00〜13:00|昼休憩:現場によって雰囲気が違う“交流時間”
12時から1時間の昼休憩。屋内休憩所がある現場もあれば、プレハブの休憩室が中心の現場もあり、場所によって雰囲気は異なります。
内国工事はチームワークを大切にしており、昼休みも和やかな雰囲気で過ごすことが多いです。
また話はそれますが、当社では月1回ミーティングを行い、
・現場での出来事
・安全に関する共有
・若手育成の進捗
・次の現場の情報
などを全社で共有しています。こうした取り組みが、現場のコミュニケーションの良さにもつながっています。
6|13:00〜15:00|午後の作業
午後の作業は、体力的にも集中力が求められる時間帯です。
午前に行った作業との整合をとりながら、新しいパネルを組み立てたり、細かい微調整を行ったりします。現場によっては少人数で動くことも多く、一人ひとりの役割が大きくなるため、責任感を持って作業を行います。
7|15:00|15分休憩:午後の疲れをリセット
午後の集中力を維持するために、15時にも15分の休憩があります。少し体を休め、水分補給をし、午後後半に備えます。
8|15:15〜17:00|午後後半
午後後半は翌日の段取りも大切になってきます。
・材料・工具の準備
・必要なパネルの加工
・他業種との作業内容確認
・次の日の作業イメージの共有
など、翌日のスムーズな作業に向けて、段取りを整えることが重要です。
内国工事では、自分で考えて行動できる職人が多く、監督の指示を待つのではなく、自ら判断して動ける点が強みです。
こうした日々の積み重ねが信頼につながり、現場での活躍やキャリアアップにつながっていきます。
9|17:00|退社(直帰):ワークライフバランスの良さ
17時に作業が終われば、そのまま直帰。事務所に戻る必要はありません。
現場や工程によって残業が発生する場合もありますが、当社では残業が少ない現場が多く、私生活と両立しやすい働き方を目指しています。
10|現場の流れとキャリア:1か月半前に次の現場が決まる安心感
内国工事は大規模現場での施工経験が多く、現場が早めに決まることが多い会社です。そのため、次の現場が1か月半ほど前に決まるケースもあり、職人が安定して働ける環境の維持に努めています。
また、当社では一次請・二次請までを基本とし、それより下層の下請には入らない方針を取っています。
これは、職人が働きやすい環境と適切な労働条件を守るための取り組みです。
さらに、内国工事は“実力主義”という文化を大切にしており、若手でも仕事ぶりが評価されれば、重要な工程を任されたり、現場から指名をいただいたりするケースがあります。
11|まとめ
内国工事の型枠大工の1日は、
・働きやすい環境
・主体的に動ける職人文化
・技術が正当に評価される実力主義
・街に残る建物をつくるやりがい
が詰まった働き方です。
「技術を身につけたい」「現場で成長したい」そんな想いを持つ人にとって、確かな技術と経験を積める環境が整っています。
内国工事の型枠工事は、ただ作業するだけでなく、“自分の手で街をつくる”という大きな魅力を感じられる仕事です。